事務所便り

2016年年始挨拶

平成28年1月1日

相川から謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 「尽くし、動かざれば、なお尽くす」、至誠通天の吉田松陰は、刑死の前に、「もはやこの国はただ一握りの者達では持ち堪えられない」と述べたとされています。

 これを思ってかどうか、昨年、女性活躍推進法や一億総活躍社会の実現といった政策が打ち出されましたが、その是非はともかく、385万者ともいわれる中小企業事業者、人口の26%を占める65歳以上の高齢者世代、人口の51%を占める女性の方々をはじめ、誰もが差別や抑圧をされることなく、貢献感や幸福感を持って過ごせる社会が望ましいことは言うまでもありません。

 そうした社会に向けて、私達弁護士が広く利用者の皆様に寄り添い、身近でお役に立っていくには、私達の扱う領域が法律問題に限られるという垣根を取り払い、まずは悩み事のすべてを打ち明けられる存在にならなければと感じております。

 本年もよろしくお願い申し上げます。

平成28年 元旦